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与党側は当初、来週中に審議時間が衆院での採決の目安となる80時間に達すると見ていたが、これまで約28時間にとどまり、1日あたり7時間の審議を週3 回開催しても24日までに80時間に達する見込みがなくなった。与党内でも「会期内通過にこだわれば、野党の反発が強まるばかりか世論の批判も強まりかね ない」との見方が強まった。会期延長後も衆院での審議を継続し、参院での審議入りは7月にずれ込む可能性が高い。【飼手勇介、水脇友輔】
<M.I.>
りぼん・ぷろじぇくと『新・戦争のつくりかた』(2014マガジンハウス)をお持ちの方は、本を本棚から取り出してp36を開いてください。
こう書いてあります。
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まず、本のカバーをはずして、裏表紙の見開きにある地図を眺めてみてください。1991年から、自衛隊が世界のあちこちに派遣されてきたことがわかります。
目的や活動の内容はさまざまです。ハリケーンや地震などの大災害にあった人たちを助ける活動。戦乱で荒れた土地に道路や施設をつくって、地域の人や難民の方々の支援をする活動。戦争をしているよその国の軍隊に燃料や物資を補給したり、機雷の掃海をしたり、海賊の監視をして船の護衛をする活動もしています。
武器は、目的によって持っていったり、いかなかったりします。今のところ、武器は、自分や周りの人を守るためにしか使えません。さいわい、今まで自衛隊は、だれかを傷つけたり殺したりすることはしないですんでいます。
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安保関連法案では、武器の使用基準も、派遣地域の制約も大きく緩められています。PKO活動などで担う任務も広がりました。
さらに、「存立危機事態」と政府が認定すれば、日本が攻撃を受けていなくても他の国に対して武力行使できるようになります。
海外に派遣されるようになってから24年間、いちども銃でだれかを傷つけたり殺したりせずにきた自衛隊が、大きく変わってしまうかもしれません。
<M.I.>