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法案の内容は知らなくていい、通すことに突き進めばいい・・[6.3]

ネットでこんな記事をみつけました。

安保法案 官邸が想定する強行採決タイムリミットは6月19日
 

(ニュースポストセブン)

記事の中に、5月23日付日本経済新聞の自民国対委員長へのインタビューからの引用があります。

「国対メンバーには法案の内容なんて知らなくていいと言っている。通すことに突き進めばいい」
ほんとにこんなことを言ったのだろうかと、5月23日(土)付日本経済新聞を見ると、4面に自民・民主国対委員長のインタビュー記事がありました。

佐藤勉自民国対委員長へのインタビューから
―自衛隊法や武力攻撃事態法など現行法の改正案10本を「平和安全法制整備法案」にひとくくりにした政府・与党に野党が反発している。
「だらだらと長く(審議を)やるよりは集中的にやる。社長が言ったことを守る のが社員とすれば(米議会で夏までの成立を表明した)安倍晋三首相の思いに最大限対応するのが国体の役割だ。何が何でも答えたい。(10本の法案は)くくらないでどうするのか。総括的に一本として出すのは当然だ。」

―政高党低で自民党の議論が見えない。
「それは皆さんが作っているイメージ。安保法制は党内で10数年議論してい る。簡単な議論でここまできたと思ってほしくない。一方、国対は党が通した法案を成立させるのが役割だ。国対メンバーには法案の内容なんて知らなくていい と言っている。通すことに突き進めばいい」

強行採決は「状況次第だ。」とか、与党国対のあり方を問われて「普通ならこの議席数があればじゃんじゃんやる。全部通せるんだから全部聞かなくてもいい」という発言もあります。


あまりの乱暴さに言葉を失っています。

首相がアメリカで約束したから、首相が通したいと思っているから、何が何でも通すのだ、法案の内容なんて知らなくていい、それが国対の役割だ・・・て、それはないのでは?
国対メンバーも、一人ひとり、みな国会議員でしょう?

法案を成立させたら、成立した法律は、廃止しない限り、安倍首相が首相でなくなったあとも、ずっと効力を持ちます。内容も知らずに、首相が通したいから通すために突っ走って、10年後20年後に「法案にそんなことが書いてあったとは知らなかった。あのときはただ通すことがわたしの役割だったからしかたなかった」というのでしょうか。

(M.I. 主婦 介護のため東海地方⇔首都圏行ったり来たり )
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