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ひとりひとりが動くためのノウハウを集めたサイト 「りぼん・ぷろじぇくと2016」のブログです。

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『戦争のつくりかた』お話し会【2016.3. 16】

絵本を持っている近しい友人たちに、「一緒に読む会やろう!」
と持ちかけたところから『戦争のつくりかた』お話し会が始まりました。
これがなかなかおもしろいものだから、あちこちにニーズを見つけては、お話し 会を続けています。
絵本があればどこででもできるので、こんな風にやってる、というのをご紹介し ます。
おためしあれ!

3人くらいから、最近では30人くらいの参加者があってやりました。
参加している人がそれぞれ、今気になっていること、わからないこと、知りたい こと、など参加の動機をまずその場に広げ、そこから、 じゃあ今日はこのペー ジについて見てみよう!
と進めます。
お話し会、例えばこんな流れでやっています。http://sentsuku.jimdo.com/%E3%81%8A%E8%A9%B1%E4%BC%9A%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/


             (H.Y/パート主婦)
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高校生がデモに行けなくなる日

またニュースからの話題です。

高校生のデモや集会、学校への届け出制認める 文科省
高校生のデモ参加などの政治活動をめぐり、文部科学省は29日、休日や放課後に校外での政治活動に参加する場合、事前に学校に届け出させることを認める見解を示した。
今後、届け出制を導入する学校が出てくる可能性がある。
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Y55J0J1YUTIL03P.html
(2016年1月30日 朝日新聞デジタル)

ご存じのように、公職選挙法の一部改正により、選挙権年齢が18歳に引き下げられることとなりました。
有権者となる高校生にも、政治的自己決定能力が求められます。
文科省も、これまでは禁止または制限していた高校生の政治活動について見直しをすることにしました。 
しかしながら、高校生のデモ参加などの政治活動には、上の記事のようにさまざまな制約が残されたままです。
文科省は、学校内での政治活動を禁止する校則も「不当ではない」と容認しています。
さらに新たな制約として、「届出制」の導入を考える高校の姿勢も容認しています。
届出制を導入した高校では、生徒は学校に事前に届け出を出さないとデモなどに参加できないことになります。
その理由として「生徒の安全確保のため」「学業や生活に支障が出ないように」などをあげていますが、選挙権を持つ彼らの政治との関わり方を学校がコントロールするのは、行き過ぎた干渉(おせっかい)のように思えます。

生徒の政治活動をどのように指導するかは、いまのところ各校の判断に任せられているようですが、「届出が必要」と聞かされた高校生たちは、「めんどうくさいな」「先生に何か言われるかも」など無用な不安を感じないとも限りません。若者の投票率を上げようといいながら、彼らから政治参加という健全な社会への興味を奪ってしまうことにはならないでしょうか。
 
フランスでは、中高校生が数万人規模のデモを主催することは珍しいことではありません。
アメリカでは、自分の支持する政党の選挙ボランティアを行うという授業が組み込まれている学校もあります。
ドイツでは、支持政党を明らかにした上で政策について議論する授業をおこなっている学校もあります。
じつは日本でも、少しずつですが高校生が企画するデモが誕生したり、家族でデモや集会に参加する生徒もいます。
生徒はそういった経験を通して、思想や政治的信条を持つ権利が憲法で保障されていることを確認し、自分で学び、考え、主体的な意見を持って政治に積極的に関わっていきます。
 
教育の場が、選挙権は持つが、政治に関心を持ったり、話し合ったり、自分の意見を持ったり、行動したりすることには尻込みする有権者を育てる場となってしまうのであれば、この国の民主主義の危機に直結します。
この国の将来を担う10代に、もっとどんどん政治に関わってほしいと願わずにはいられません。
それが自由にできる間に。
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ご参考:
Q 「政治活動を構内では禁止する」という校則を定めることは可能か。
A 不当ではないと考えられる。

Q デモ参加の打ち合わせで休日に空き教室を使うことを許可することは適切か
A 打ち合わせには通常は政治活動に該当すると考えられ、学校管理規則に沿って判断。
Q 放課後や休日の学校外での政治活動を届け出制にできるか
A 学校で適切に判断。個人的な政治信条の是非を問わないようにする。
Q 生徒が公選法に違反していると考えられる場合、停学や退学としていいか
A 可能だが、基準をあらかじめ明確化することが必要。
Q 投票日当日に学校行事がある場合、投票を理由とした公欠は認められるか
A 認めることは基本的には考えられない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

民間人の徴用【2016.1.31】

2016/1/29にこんなニュースがありました。

船員予備自衛官化 「事実上の徴用」海員組合が反発

民間船員を予備自衛官とし、有事の際に活用する防衛省の計画に対し、全国の船員で作る労組の全日本海員組合が29日、東京都内で記者会見し、「事実上の徴用で断じて許されない」とする声明を発表した。
防衛省は「強制はしない」としているが、現場の声を代弁する組合が「見えない圧力がかかる」と批判の声を上げた。
http://mainichi.jp/articles/20160130/k00/00m/040/091000c


国家が国民を徴集して一定期間兵役に就かせることを、一般に「徴兵」と言いますが、これに対して「徴用」とは、国家が国民を強制的に動員して兵役以外の一般業務に就かせることを指します。

現内閣では、昨年の安保法制の審議の際に「徴兵制の導入は無い」としていましたが、徴用に関しては特に言及していません。

りぼん・ぷろじぇくとが2004年に出版した絵本「戦争のつくりかた」の中には、こういったフレーズが出てきます。


現在、防衛省は有事の際に武器や自衛隊員を危険水域に運ぶ船や操縦者の不足を補うため、民間のフェリーを有事運行する仕組みを進めています。
そして、民間の船員21人を「予備自衛隊員」とする費用を予算案を盛り込むことにしています。
つまり、普段はフェリーの乗組員でありながら、有事の際には武器や自衛隊員を乗せて危険水域に赴く「自衛隊員」となるわけです。


防衛庁は「予備自衛官になるよう船員に強制することはない」としているそうですが、もし企業側が業務命令として制度の導入を決めた場合、これを無視することは実際には困難でしょう。それは半ば「徴用」ともいえるのかもしれません。


安保法制成立に伴い、自衛隊の活動範囲が大きく広がる一方で、最近では自衛官の人員不足が懸念されており、防衛省では様々な対策を進めています。例えば、自衛隊施設の建設工事を発注する際、災害など緊急時に自衛隊の応援要員となる予備自衛官を雇用している企業を優遇する落札方式を導入したり、予備自衛官を一定数増やした企業に対して法人税を減税する要望案を提示したりしています。今後、民間企業と防衛省の提携は益々活発化していくと思われます。
そうなると、民間企業で働く人たちの徴用は、もっと増加していく可能性があります。

ジャーナリストの吉田敏浩さんが2009年にアジアプレス・ネットワークで連載していた記事には、民間企業の社員が自衛隊装備のメンテナンスのためにインド洋などに派遣されていたことが指摘されています。また、防衛庁から企業に技術者の名簿やパスポート番号のリストの提出要請があったことや、不測の事態が起こった場合の対応や補償に関して「企業が契約して行なっていることであり、事故や事件に関しては一般的に企業内の労使関係で処理すべき問題」として、防衛省や自衛隊は責任を負わないと述べていること等が紹介されています。

《緊急特集》密かに拡大する民間人の「戦地派遣」【吉田敏浩】

企業で働く人にとって、会社からの業務命令は通常、特段の理由が無い限りは拒むことができないのが一般的です。異動や出向、研修など、その形は様々ですが、もしあなたやあなたの家族が、会社から「予備自衛隊員」になるように打診された場合、どうしますか?

そんなことを真剣に考えなければならない状況がもう目の前にあるのかもしれません。

(RY/会社員)



サイトリニューアルのお知らせ

昨年、多くの国民が「説明不足」と感じているにもかかわらず、
十分な説明もないまま安保法制が成立しました。
今年の夏には国政選挙がありますが、
安倍首相は、憲法改正を争点とするとしています。
しかし、現在、国政の最優先事項はもっと他にあるはず。

国民の声が国会に届いていない、
あるいは届いていても聞こえないフリをされている・・・

りぼん・ぷろじぇくとでは、昨年「わたしたちの声を国会に」というサイトを立ち上げ、
どうしたら、わたしたちの声を国会に届けることが出来るのかを、ずっと考えて来ました。

これから、ひとりひとりがこの国の未来を考えていくために、
何かのきっかけを作れないだろうか・・

そのために、このたび「りぼん・ぷろじぇくと 2016」として、サイトをリニューアルしました。

サイトは、「LEARN(知る・学ぶ)」「USE(使う・ヒント・事例)」「ACT(やってみる)」という
3つのカテゴリーで構成されています。

もっと政治に興味を持ち、学んでみること、
そして知識を基にアイデアを出していくこと、
さらに行動を起こすこと、
それらに役に立つツールを集めてみました。

「これってどういう意味だっけ」「どうやって調べればいいんだろう?」
「これがやりたいけれど、やり方がわからない」・・・
そういう時に、ぜひこのサイトをのぞいてみてください。
サイトは、少しずつバージョンアップさせて行く予定です。



「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」

以下の呼びかけをご紹介します。
期限が9/25(金)10時までと間近ですが、
ぜひお読みください。
原文はこちらにあります。

----------------------------------------------------------------------------------------
「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い


政府・与党は9月17日の参議院安保特別委員会で、
2つの安保関連法案ほか計5件の案件を「採決」し、
「可決」したとみなし、マスコミもそのように報道しています。

しかし、「採決」の場面をテレビで視た多くの市民の間で、
「あのように委員長席周辺が騒然とし、委員長の議事進行の声を自席で委員が聴き取れない状況で、5件もの採決がされたとは信じられない」という声がネット上で飛び交っています。
至極もっともな感想ではないでしょうか?
ということは、「強行採決」に抗議する以前に、「採決」はそもそもなかったというのが真相ではないでしょうか?
にもかかわらず、審議の模様を中継したNHKが、事実関係を確かめないまま、いち早く「法案、可決」と伝えたのは、数の力に頼んだ政府・与党の理不尽な行為を追認し、既成事実化したものと言っても過言ではありません。

安保関連法案が参議院本会議で「可決」された今、特別委員会の「採決」について異議を唱えても実益は乏しいという疑問を持たれるかもしれません。
確かに、「採決の不存在」を申し立てても手続きを前に戻すことは不可能と思えます。
しかし、別紙「申し入れ文書(安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ)」(http://netsy.cocolog-nifty.com/fusonnzai.pdf)に記しましたように、
あの「採決」は「参議院規則」に照らしても「表決」の要件を充たしていません。
現に、弁護士有志は「参議院特別委員会での安保関連法案の議決の不存在確認および審議の再開を求める声明」をまとめ、賛同を募っています。 
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/bengoshiyusi_seimei.pdf

今後、安保法(案)の違憲訴訟や廃案を求める運動が全国規模で起こされると思います。
そうした運動の正当性への確信を強め、運動への支持を広げるためにも、
政府・与党が違憲の法案を不当な手続きで強行した二重の罪を国民の前に明らかにする意義はたいへん大きいと考えます。

 そこで、皆様に、以下の要領で、別紙「申し入れ文書」(安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の続行を求める申し入れ)(http://netsy.cocolog-nifty.com/fusonnzai.pdf)への賛同と呼びかけの拡散をお願いする次第です。
(別紙「申し入れ文書」は下記にも貼り付けてあります。)

1.  申し入れに賛同くださる方は次の「賛同署名の入力フォーム」にご記入のうえ、
「確認」「送信」ボタンを押してお送りくださるようお願いします。 
 http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b

2.  ご記入いただいた氏名、所属/お住まいの都道府県名はそのまま名簿に記載して提出します。
また、記入いただいたメッセージとともに、このページ(http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/l2.html)に掲載させていただきます。
匿名をご希望の方はその旨を必ず付記ください。

3.  申し入れは、賛同者名簿を添えて、今国会の会期末(9月27日)までに提出します。
それに合わせて賛同署名は9月25日(金)10時締切りとします。

呼びかけ人:
 池住義憲(元立教大学大学院特任教授)
 浦田賢治(早稲田大学名誉教授)
 小野塚知二(東京大学・経済学研究科・教授)
 小中陽太郎(作家・ジャーナリスト)
 澤藤統一郎(弁護士)
 高麻敏子・高麻亘男(自営業)
 森 英樹(名古屋大学名誉教授)
 醍醐 聰(東京大学名誉教授)

──────────────────────────────────────
参議院議長 山崎正昭 様                2015年9月25日
参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」委員長 鴻池祥肇 様

安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の続行を求める申し入れ
                             市民有志

参議院に設置された「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」(以下「特別委」)は、2015年9月17日、同特別委に審議を付託された安保関連法案等計5件の採決を行い、いずれも賛成多数で可決されたと言われています。


 しかし、採決が行われたとされる同日16時30分頃の委員会室の模様を参議院のインターネット中継やテレビの中継・録画で視る限り、鴻池委員長席の周囲は与野党議員によって何重にも取り囲まれ、委員長の議事進行の声を委員が聴き取れる状況になかったことは一目瞭然です。

また、委員長も動議提出の声を聴き取り、各委員の起立を確認できる状況になかったことは明らかです。

こうした状況の中で、採決というに足る手続きが踏まれたとは到底言えません。
また、委員会室にいた特別委の委員自身も、「可決はされていません。・・・・委員長が何を言ったかわからない。
いつ動議を出したのか、採決されたのかわからない」(福山哲郎委員)、
「いったい何がおきたのか、そもそも動議が出たのかどうかも、委員長が何を発言したのかも誰もわからない。そして、私は自民党席の前にいたが、彼らも何もわからないまま立っていただけですよ」(井上哲士委員)と語っています。
実際、速記録(未定稿)でも「議場騒然、聴取不能」と記されるのみで、議事の進行を記す委員長の発言も質疑打ち切り動議の提案も記されていません。

こうした一連の事実と状況に照らせば、上記5件の「採決」なるものは、
参議院規則が定めた「議長は、表決を採ろうとするときは、表決に付する問題を宣告する」(第136条)、「議長は、表決を採ろうとするときは、問題を可とする者を起立させ、その起立者の多少を認定して、その可否の結果を宣告する」(第137条)という表決の要件を充たしていないことは明らかです。
国会での審議が進めば進むほど違憲の疑いが深まった安保関連法案を参議院規則まで踏みにじり、締め括りの質疑も省いて、「採決」なるものを強行したことは憲政史上、稀にみる暴挙です。

以上から、私たちは貴職に対し、次のことを申し入れます。

1.  私たちは5件の「採決」と称されるものは、すべて採決の要件を充たさず、採決は不存在であると考えます。
貴職がこうした私たちの見解を受け入れないのであれば、参議院規則にもとづいて反証されるよう、求めます。
2. 「採決」が存在しない以上、安保関連法案の審議は未了です。
よって、改めて所定の手続きを取り、法案の審議を再開されるよう求めます。

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新しいステージへ

「安保法案は何だかおかしい」「政府の説明が何だかおかしい」
そんな疑問から、わたしたちは動き出しました。
 

今まで、遠い世界の話だった国会。
別の世界の人だった国会議員。
デモって何だか怖いなあ、と思っていた。
 

震える手で議員事務所に電話してみた。
FAXを出してみた。
勇気を出してデモに行ってみた。

そして、自分はひとりじゃないことがわかった。
 

9月19日未明、法案が通ったことにされてしまったとき、
「とんでもない日本になってしまった!」と感じました。

でも、全国各地や海外の多くの人の行動が
野党議員を後押ししたのは確かだし、
良心的な与党議員の心も揺り動かしました。

とんでもない形で採決が「行われた」ことにされたのも、
与党がなりふりかまわず強行せざるを得ないところまで
追い詰められたからです。

いま、わたしたちにはパワーがあります。
今までと違う世界が、わたしたちの前にあります。
 
それは「主権在民」というキーワードと確かに繋がっています。
 

主体的な個人として行動することが、
戦後これほどまでに求められた時代はありませんでした。
 

政治は、わたしたちの日常に直結しています。
いま、わたしたちはとうとうそれに気づきました。
 

もう議員事務所に電話することも怖くない。
デモで声を上げるのも怖くない。
誰かから聞いた話を鵜呑みにしたり、
声の大きい人に漫然とついて行くのではなく、
自分で情報を集め、自分の頭で考える。
 

わたしたちは、ひとりじゃない。
 

ここから、次のステージへ。
 

この国に、民主主義を取り戻すために。

9/16 強行採決?【9.15】

国会情勢が緊迫しています。

今日の中央公聴会に引き続き、明日9/16には新横浜プリンスホテルにて
地方公聴会が開かれます。

地方とも言えないくらい、かなり首都圏に近い場所が選ばれたのは、
同日に永田町に取って返し、その日のうちに委員会で強行採決を行う、
という目的があったようです。

今日の中央公聴会では、奥田愛基さんの真摯なスピーチが胸を打ちました。
これほどまで真剣な言葉が、今まで国会の中で話されたことはあるでしょうか。
この国を憂い、そこに住む人々と共にあるその言葉は、
本来、選挙で選ばれた代議士からこそ発されなければならなかったはずです。

しかし、その中央公聴会でも真剣に彼の言葉に耳を傾けるどころか、
居眠りをしていた議員がたくさんいたそうです。

そしてその議員たちが、自分の頭で考えることもせず、
(数百ページにものぼる法案全文に目を通した議員が、
果たして何割いるでしょうか?)
今後の日本の運命を決めてしまうであろう採決で、
まるで何かに操られたロボットのように、
「頭数」としての責任だけを果たそうとしています。

議論も深まらず、矛盾だらけで、穴だらけの法案。
国民の過半数が「反対」している法案。
日本の将来を悲劇に導くであろう法案。

それが、ただ「アメリカと今夏成立させると、先に約束してしまっているから」
という理由だけで、強行採決されようとしています。

わたしたちは、いま自分たちの手に、この国を取り戻さなければならないと思います。

わたしに出来ることは何か?

すでに、次の一手を考え始めています。

(RY/会社員)

米軍は いざという時 日本を守らなくていい!?【9・12】

5月の連休明けころから、地元でつながり始めた人たちの間で情報や意見の交換が続いています。

誰かが発案し、それに乗る人たちで色々なアクションも行われています。
皆さん職業も年齢もさまざまで、ミーティングでも、それぞれの日常感覚で今回の安保法制案をキャッチしていくので、メンバーに幅があるだけ着目点に広がりがあるなあと思います。
英語にも堪能な方や、これを母語とする方もいらっしゃいます。


つい先日、こんなご指摘がありました。

~~~~~~~~~~~~~~~
「日米ガイドライン2015年版英文(正文)の方を読むと、 日本語訳と違う」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


安倍首相は「日米同盟を強化」することで日本の「安全と平和」が守られる、と言います。
この発言を耳にすると、もしも日本が北朝鮮や中国に攻撃されれば、圧倒 的な軍事力を誇る米軍が駆け付けるかのように聞こえます。
けれども、ガイドラインの正文(英語)を読むとかなり違う話になっていますよ、ということです。

ガイドラインで、様々な事態への対処について日本語訳では

    「自衛隊が主体的に必要な行為を実施する」

とされている箇所が、英文のニュアンスのまま表せばこう書かれています。 

    「第一義的責任を自衛隊が負う」

これからは、日本の防衛は自衛隊が「主役」になって担うんだ、ということが、英文を読んではじめてハッキリする、とのこと。
「安保法制案が通れば、アメリカに従ってどこでも戦争する道が大きく開かれ、その一方では、日本が周辺諸国とトラブルを起こしてもアメリカの世話になることはもうやめなさいよ、という話になるわけです。」

「日本が侵略された時に自衛隊が主役になって武力行使(戦争)するという、これまでどおりのことだけでなく、日本周辺の海や空の防衛などについても、アメリカにかわり、主役になること。それ以外にも、ミサイル防衛や島嶼防衛(尖閣 諸島など)などについてもアメリカではなく自衛隊が主役になる。米軍は背後に退き、自衛隊の支援、補完にあたることになり ます。陸上での侵略、化学、生物、核兵器攻撃に際しても、対応するのは自衛隊が主役です。」

「英語では、米軍は日本が攻撃されても守らなくていい、とそうなっているのに、日本語にはそれが抜けているよ。」
「そうなんだー!」
小さな地方のネットワークの中で、こんなやりとりが交わされています。
こりゃあ、国会審議にも劣らないわ! と、私は毎回思うところです。

そう思ってみると…政府側の答弁では「同盟強化を世界に広く知らしめることによって、抑止力がさらに高まる。」と言うけれど、「…米軍が駆けつけるから」と言うのを聞いたことがあるだろうか?
嘘はなくても、全てを明かさない…ってことをやっているのかも?

                  (H・Y/パート主婦)

ACT LOCAL作戦 ファイナルステージ【9.12】

安保法案をめぐる国会情勢は、会期末をにらんで最大のヤマ場を迎えようとしています。

与党は14日の週にも参議院で法案成立を計っているとか、それが無理なら60日ルールで衆議院に差し戻し、3分の2で強行採決する予定だとか報道されています。

しかし国民の声に押される形で、当初は予定されていなかった地方公聴会の開催を急遽決めるなど、緊迫した駆け引きが続いています。

 

この一週間が本当の勝負です。

 

各地でのデモや街宣、署名や請願書の提出、議員事務所へのFAXなど、多くの方が御自分に出来る方法で、それぞれ活発にアクションされていることと思います。

 

その中でも特にお勧めしたいのが「地元議員事務所への働きかけ」です。

参議院議員が優先ですが、衆議院議員でも構いません。

ポイントは3つ。


1)FAXを送る場合は、「個人名」で送りましょう。

1団体が同じ文書を100枚送るよりも、100人の個人から送られる文書の方が重みがあります。

文書は出来るだけ「手書き」にしましょう。手書きの文書は、リアルな「人」の存在を感じさせます。出来るだけ丁寧な文字と言葉で、議員の名前もしっかりと書きましょう。

可能であれば、議員の国会での発言や、ブログ・twitterなどでの発言をチェックして、それに関する意見などを具体的に盛り込むと、非常にインパクトがあります。


2)議員事務所に電話する場合、こちらの意見を一方的に述べないようにしましょう。「法案を廃案に!」という主張だけだと、耳を傾けてもらえない可能性が高いです。

効果的なトークの手法としては、「質問する」ことです。

まず、「XXX選挙区のXXXと申します。安保法案について、とても不安でたまりません。議員のお考えを伺いたくて電話しました」など、電話の用件を切り出します。

そして「議員はこの法案は、現時点ですでに修正の必要の無いものとお考えでしょうか?」「もし問題点があるとしたら、どんなところだと思われますか?「今国会でこれほど成立を急いでいる理由はどんなものですか?」など、相手に話をしてもらえるように促します。

そこから、意見の交換が出来る可能性があります。

 


3)何と言っても最大のインパクトがあるのが、議員事務所への訪問です。一人で訪問するのはちょっと・・ということなら、お友達を誘って行きましょう。

あらかじめ、訪問のアポイントを取っておくと、訪問した時にスムーズです。訪問の理由を聞かれた場合は、「署名を届けたい」「メッセージを届けたい」「お手紙を届けたい」などでも良いでしょう。複数の議員を訪問してアンケートを取る、という方法もあります。その場合は「アンケートにご協力いただきたいのですが」と伝えます。

訪問する際は、可能な限り写真などで記録を取り、その後、その様子をtwitterやブログ、Facebookなどにアップし、多くの人に伝えましょう。署名やメッセージなどを届ける場合は、地元の新聞社などに電話し、同行取材してもらえるようにお願いしましょう。この時期、安保法案関連の動きは記事にしやすいとのことです。

国会議員の連絡先リストは、こちらからダウンロード可能です。

今国会の会期末は9月27日です。それまでは、どんなことが起こるか誰にもわかりません。最後の最後まで諦めず、希望をもって声を上げましょう。

万が一この法案が成立したとしても、それを無効化する手段を促していくこと、法制の問題点を指摘し続けること、そして次の選挙への準備など、やることは沢山あります。

もう後には戻らないと、わたしたちは決めました。

国会に声を届け続けること、それは民主主義の真にあるべき姿です。

この国の、この世界の未来のために、わたしたちに出来ることをやり続けましょう。

お盆期間中だからこそ出来ること【8.10】

国会周辺のデモを見ながら「遠くて行けないけれど、どうしても思いを伝えたい・・・・。
何か地元で出来ることはないかな?」と感じていらっしゃる方も多いと思います。

もちろん、地元でのデモや街頭宣伝、勉強会などの開催も、身近に出来る方法ですが、この時期だからこそ出来ることがあります。

実は8月のお盆期間中、多くの国会議員は地元に帰り、選挙区の行事などに出席したり、地元有力者への挨拶回りなどを行います。

この絶好の機会に、自分の選挙区の国会議員の事務所へ、直接働きかけてみませんか?

永田町ではそれほど感じていないかもしれない有権者のナマの声も、
議員さんは地元の選挙区ではかなり近くに感じます。

彼らにとって、一番重いのは選挙区の有権者の声なのです

詳しくは「ACT LOCAL作戦をやってみよう」のページをご覧ください。

国会傍聴のお知らせ【8・3】

サステナのマエキタミヤコさんから、
国会傍聴のお知らせが来ています。

手続き方法は以下の通りです。
(他の日程など、詳しくはこちらまで)


お時間のあるかたはぜひ!

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国会プレッシャー傍聴のおしらせ


8/3(月)のしめきりを当日朝8時までに延長しました

「平和安全法案特別委員会」8/3(月)は13時から4時間、開かれます。
礒崎陽輔首相補佐官が冒頭15分参考人として登場します。
【今週のプレッシャー傍聴:8/3(月)、8/4(火)8/5(水)8/7(金)】

件名にご希望の傍聴日(「プ傍83」「プ傍84」「プ傍85」「プ傍87」)と書いて、名前よみがな職業をメールで、info@sustena.org へ
8/3日分は当日8/3(月)8時までに送ってください。(基本は前日20時しめきり)。

当日は朝があるときは9時00分、昼は13時が集合時間です。
集合場所は参議院議員面会所(略称:参議院の議面ぎめん)です。
なかで名前を呼び、傍聴券をお渡しします。途中退出OK(戻れません)。
「受付完了メール」は、メール到着後1時間以内にお送りしようと思いますが、24時を過ぎた分は翌日6時から順次返信します。
集合時間にお名前をお呼びした時にいらっしゃらない場合は、
券を預かっている人もなかに入ってしまいますので、遅れないようご注意ください。

宛先:info@sustena.org
件名:プ傍83・プ傍84・プ傍85・プ傍87(ご希望の日にちを選んで)
お名前とよみがな:
職業:
携帯番号:
時間帯の希望: 午前・午後・両方 (8/3は午後のみ







国民の理解は進んでいる【8・2】


   朝日新聞紙上で池上彰さんが連載している「池上彰の新聞ななめ読み」の記事を紹介します。


    「安保関連法案 多様な意見伝えているか(池上彰コラム)」2015年8月1日
    
http://digital.asahi.com/articles/ASH7V6T7ZH7VUPQJ00B.html

    以下、安倍首相の見解に触れた冒頭と読売新聞の世論調査に言及した後半部分を引用します。

------------------------------記事引用開始-------------------------------

    論戦の舞台を参議院に移した安全保障関連法案。新聞各社の世論調査では、「反対」の声の方が多くなっています。安倍晋三首相は7月15日の衆議院特別委員会での質疑で、「国民の理解が進んでいる状況ではない」と認めました。賛成意見が少ないのは理解されていないから、という認識なのでしょう。

(中略)

 新聞によって、評価がこれほどまでに異なるのだと、改めて驚きます。読売新聞は、全体として、安保関連法案賛成の紙面づくりを展開しています。17日付朝刊の「論点スペシャル」で3人の識者の意見を掲載していますが、いずれも法案を評価するもの。反対論者がひとりも登場しないのです。

 読売新聞として、安保法制に賛成するのは、もちろん構いませんし、社説などを通じて、自社の意見を読者に訴えるのは、当然のことでしょう。でも、世の中には、反対論者も大勢いるのです。その人たちの意見を紹介しないというのは、幅広い議論の場の提供を放棄していると言われても仕方のないことでしょう。

 その読売新聞は、7月27日付朝刊で、安保関連法案に関する全国世論調査の結果を紹介しています。安保関連法案の今国会での成立について、「反対」が「賛成」を上回っていることを伝えています。

 驚くのは、質問の文章です。読売新聞は、世論調査で、次のような質問をしたのです。

   「安全保障関連法案は、日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するために、自衛隊の活動を拡大するものです。こうした法律の整備に、賛成ですか、反対ですか」

 こんな聞き方だったら、「それはいいことだ」と賛成と答える人が大勢出そうです。設問で答えを誘導していると言われても仕方ないでしょう。それでも、「賛成」は38%、「反対」が51%でした。

 賛成の答えを誘導するかのような質問にもかかわらず、「反対」と答えた人の方が、はるかに多い。国民の「理解」は深まっているように思えますが。

------------------------------記事引用終了-------------------------------

 読売新聞の読者の見識が示されていて興味深いと思いました。

                                                          <K.I./教師@東京都在住>




草の根で、県知事選に向けたアクション【8・1】



かねてより依頼をしていた地元の自民党議員さんの事務所から、待ちにまった安保法制案と新旧対照表の紙媒体の資料が送られてきました。

これに続いてぜひとも地元で法案の学習会を、と期待したところ、8月9日の埼玉県知事選挙が終わるまでそちらで手一杯なので、終わってからまた改めまして、というお返事。

実は、私もこれを聞いて、「そういえば、県知事選があるのだった!」と思い出しました。
そのくらい身の回りでもこの選挙話題、盛り上がりに欠けています。
今回5人の立候補者がありますが、いったいどなたに一票を投じるか私も未だ考えあぐねているところです。


そんな折、すべての県知事立候補者に質問してそれに回答していただこう、という試みがされています。
選挙戦が始まってからマスコミ報道を読んでいても、そこにある情報だけでは誰に投票していいか判断がつかない。決め手になるような情報が得られない。これでは最低の投票率にだってなりかねない。こんなお尻に火がついたような、残すところ僅かな日程の中での無謀な試みだけど、ダメもとで聞いてみるだけ聞いてみよう。自分たちで質問状を書いて出し、それに回答をもらおう、そして有権者の判断材料にできるよう公開しよう…と急遽、有志で動きはじめたとのこと。


『ここが聞きたい、県知事立候補者に質問する会』という名前で、賛同人を含めすべて市民が個人として参加しています。これまでは政治に関心を向けることなく、何か行動することもなかったという若い世代の方々も動いているそうです。
賛同する中のお一人が、
「国のことは遠くにあって自分たちとは関係ないと思うのは間違いで、自分たちが地域で何をどう選択していくかが、結局は国の形を決めていくことになるんだ」
と発言されていて、私もこれには深く共感しました。


設問には国会審議中の安保法制案について・エネルギー政策について・教育に対する基本的な考え方について、など国政に関わる項目を入れたそうです。また参加メンバー一人ひとりの聞きたいことも入れており、TPP問題について・消費税のアップについて、といった設問もあるそうです。


すでに昨日、質問状を提出し終えていて、候補者お二人の選挙事務所からは「締切日(なんと8月3日!)までに回答できるところには回答を入れてお返しします。」の約束をいただいたとのこと。

何人の候補者から回答が寄せられるにせよ、私もこの結果を自分の判断材料の一つにしたいと期待して、公開を待っているところです。
                      (H・Y/パート主婦)






安保審議 少しずつ流れが変わっている【8.1】

今週から参議院での安保法案の審議が始まりました。

参院での質疑は、より具体的な話になっているためか、
政府側の答弁が防戦一方のような印象があります。
というのは、与党の質疑が今までの政府の説明を再確認するような、
予定調和的なものがメインになっているのに対し、
野党の質疑は法案の内容を読み込み、様々な角度から切り込んだ質疑を、
新しいデータなども交えて行っているからです。
そのため、政府の答弁は時に殆ど意味を成さないほど曖昧なものになったり、
一貫性のない矛盾したものになったりしています。

国会の中継を見ていても、野党議員の質疑の時は、
首相はじめ答弁する方の表情の曇り方、しどろもどろな感じが目立ちました。

政府側の問題発言も続々出てきて、メディアはもっぱらそれらの報道に
ウエートを置き始めています(産経、読売は除く)。

審議が深まるに連れて噴出する法案の問題点について、
政府は「国民に丁寧に説明する」と言いながら、
「検討していく」「それは想定していない」「コメントできない」など、
決して国民の不安を払拭できるような答弁を行っているとはいえません。

結果的に、審議時間が増えれば増えるほど、
国民の不安が増していく、という状況になりつつあるように思えます。

各地の創価学会の一部の中からは、
公明党に対する不信の声が上がりつつあります。
河野洋平さん、野田聖子さん、など、自民党内部からも、
ぼちぼち異論が出てきています。

「それでも成立してしまうだろう」という意見も未だ多いですが、
なんらかの異変は、実はもういつ起きてもおかしくないのでは・・・と思っています。

(RY/会社員)

国民の理解への努力されてる?【7・19】


まえまえから地元埼玉県の自民党議員事務所にお願いしている件があります。


安保関連法案が5月半ばに内閣府のページで発表されたので、インターネットでは見られるものの、
http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/housei_seibi.html
しかし読むのが容易ではありません。

縦書きで一枚のページの中を読むにもスライドし続けなければならず、老眼にはかなりこたえます。プリンターは長らく不調で用をなさない状況です。

以前、活字の紙資料が欲しいのだがもらえるかを内閣府に問い合わせたところ、個人対応の準備ないという回答がありました。

もしかしたら議員対応の準備ならばあるかもしれない。
もしあれば、議員を通して一組か二組もらえないだろうかと思いつきました。
それで自民党議員の事務所に依頼をしました。


内閣府に問い合わせてほしい、その結果いかんの返事をいただきたい。


5月半ばと7月10日に二度、同じ依頼をしているのですが未だに何も応答はありません。

委員会審議の中で「自民党議員は地元で有権者の理解得られるよう努めている。」という答弁は聞いているけれど。
しかし努めている姿、まったく地元の、一有権者としてその実感はありません。
一つ具体的なニーズがここにあって、それを直接依頼もしているのだけれど、今のところなにも戻ってきません。

わたしの周辺にはインターネット環境ない方も少なくないのです。
それがなければ、もし法案を全文見たいと思っても、今のところ見ることすら叶いません。

政府が出してきた法案、それを与党政府が通すことに努めている。
国民の法案理解は進んでいないと政府も与党も認めている。

国民への説明のための努力は各地元でもすでにされているし、これからもしていくと、これも公言している。
ほんとうに? 努力はされているし今後もすると??
自分自身の今まさに体験しているところから、これには大きな疑問をいだかざるを得ません。

                  (H・Y/パート主婦)

解らないので知りたい【7・19】


特別委員会の審議では、「自民党の各議員が地元でも法案について理解してもらうための努力をしている」…という答弁が複数回されていたので。

そうか、それならば、と地元選出議員事務所に電話しました。

なにしろ、法案はわかりにくくて。
「これ解からないです。もしかしてこういうことかなと思ったんですけど?  それでいいんでしょうか? それとも、ぜんぜん見当違いなのでしょうかね~~?」
「横田基地に配属されるオスプレイのルートになるという入間市・飯能市・日高 市には、すでに説明の資料が渡っているそうなんですけど。  ルートをその先に延ばしたら、鳩山の上も飛ぶんじゃないんですかね~?」

先方は事務の方だと思われ 「はあ~どうなんでしょうね~?」

というやりとりでしたが、 ともかく提案させてもらいました。

提案1 議員さん(あるいはそっちジャンルに詳しい代わりの議員さん)に、こちらのほうに来ていただいて、説明していただけるような会合を検討してください。
もし実現となったら、会場の準備など協力します!

提案2 あるいは事務所のお近くででも、説明会の開催を検討してください。     
もしそれが決まったら、日時を知らせてください。
近隣で関心寄せている知人たちも誘って、参加させて頂きます!


これが7月10日、今のところ事務所からの連絡はありません。

                    (H・Y/パート主婦)


議員さんの事務所に電話しました (2)【7.19】


7月13日夕刻、衆議院の特別委員会で安保法案が審議されていたさなかに、選挙区の議員さん6名の事務所に夫婦で電話して意見を伝えました。体験談、その(2)です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その4)

自民  井林辰憲  静岡2区  東京事務所(女性)
名前とあいさつをしたのち、静岡(地元)の与党の議員にお願いがあって
電話しました。と伝える

無理やりの採決は信頼を失う。 今は多数であっても国民の心は離れる。
次の選挙では応援したくてもできなくなる。
先日行きつけの美容院で、女性週刊誌を見ながら美容師さんやお客さんが
「どうして今決めるのか」「自民はおかしい」「ごまかしているように見る」 と口々に言っていた。

先方から→ご意見議員に伝えます。


その5)
民主 小山  東海比例  東京事務所(女性)
名前とあいさつをしたのち、静岡(地元)の民主党の議員にお願いがあって電話しました。と伝える

最大野党の民主党が頑張ってほしい。強硬採決はやめさせてください。

先日行きつけの美容院で、女性週刊誌を見ながら美容師さんやお客さんが

「どうして今決めるのか」「自民はおかしい」「ごまかしているように見る」 と口々に言っていた。自民は支持を失いつつあると思う。

民主党応援している。頑張ってほしい。


先方から→ご意見議員に伝えます。

★女性誌が取り上げたのは大きい。
市井で話題になっていることを最大限アピール
しました。


以下は夫がかけたもの

その1)
自民  宮沢博行(特別委員会委員)静岡3区  東京事務所(男性)

名前とあいさつをしたのち、静岡(地元)の議員で、大事な委員会に
参加していることを知って、お伝えしたいことお願いがあって電話しました。

国民も憲法学者もおかしいといって、先日は女性弁護士も集会を行っているのに、
その中であえて無理にでも通そうそしていることに何の義があるのですか?
(特にお答えなし)。
今まで自民党は、最終的には国民のことを考えてくれると思っていましたが 、そうではないと判りました。

先方から→(お名前をおっしゃってくださいました)ご意見議員に伝えます。

<M.O, 静岡県>

議員さんの事務所に電話しました(1) 【7.19】

7月13日夕刻、衆議院の特別委員会で安保法案が審議されていたさなかに、選挙区の議員さん6名の事務所に夫婦で電話して意見を伝えました。その体験談、ちょっと長いので、二回に分けてお伝えします。
~~~~~~~~~~~~
その1)
維新  今井雅人  東海比例  東京事務所 (男性)
名前とあいさつをしたのち 代表の橋下さんは高校の後輩であることを伝える。

 1)今国会で無理に法案を通さないようにしていただきたい。

   野党の結集のキーは維新と思っています
 2)御党の対案のキモを教えてほしい
   違憲/合憲の部分にはみ出すのではなく、「憲法の範囲内」でしっか
   り
最近の近隣諸国の動きに対応するものを出した。
   尖閣の問題が起こった時も自衛隊の動きは歯がゆいものだったが
   政府案はそこの辺りは言及していない。政府案は前のめり

国民の安全というなら 自国の周りの事態に対応するのが先だと思うが
集団的自衛権ばかり言っている気がする。
先日行きつけの美容院で、女性週刊誌を見ながら美容師さんやお客さんが
「どうして今決めるのか」「自民はおかしい」「ごまかしているように見える」と口々に言っていた。自民は支持を失いつつあると思う。
自民党にへんにいい顔するよりしっかり戦ってぜひ強行採決は止めてほしい。
議員に頑張ってほしいとお伝えください


その2)
民主  細野豪志  静岡5区  地元事務所(女性)
名前とあいさつをしたのち、静岡(地元)の民主党の議員にお願いがあって電話しました。と伝える

最大野党の民主党が頑張ってほしい。強硬採決はやめさせてください。

先日行きつけの美容院で、女性週刊誌を見ながら美容師さんやお客さんが

「どうして今決めるのか」「自民はおかしい」「ごまかしているように見る」と口々に言っていた。自民は支持を失いつつあると思う。

先方から→憲法をないがしろにしないようにと議員に伝えます。


その3)

公明  大口善徳  東海比例  東京事務所 (女性)
名前とあいさつをしたのち、静岡(地元)の与党公明党の議員にお願いがあって電話しました。と伝える

1年前の閣議決定までは公明党が歯止めになってくれていた。
しかしそれ以降あっという間に強行採決の手前になってる
与党としては動きずらいかもしれないが、そこは平和の党として
頑張ってほしい。

先方から→ご意見、議員に伝えます。


<M.O. 静岡県>

「私たちは戦後を続けていく」7.15 学生のスピーチ 【7.19】

全国、あちこちで、あらゆる世代のひとびとが、安保法制に対して、自分の言葉で、自分の思いを語り始めています。
とくに、若い人たちの発する言葉がすてきです。
7月15日梅田駅前で。SEALDsKansaiのともかさんの8分間スピーチ。 https://www.facebook.com/katsunori.matsushita/videos/873955002685296/
(動画をアップしてくださった松下勝則さん、文字起こししてくださった方、ありがとうございます。文字起こしは少し直しました)
こんばんは。今日は私、本当に腹が立ってここに来ました。 国民の過半数が反対してるなかでこれを無理矢理通したという事実は、まぎれもなく独裁です。 だけど私、今この景色に本当に希望を感じてます。大阪駅がこんなに人で埋め尽くされてるのを見るのは、私、初めてです。 この国が独裁を許すのか、民主主義を守りぬくのかは、今私たちの声にかかっています。 先日安倍首相はインターネット番組のなかでこういう例を挙げていました。 「ケンカが強くていつも自分を守ってくれている友達の麻生君がいきなり不良に殴り掛かられた時には一緒に反撃するのはあたりまえですよね」って。ぞっとしました。
このたとえを用いるのであれば、この話の続きはこうなるでしょう。友達が殴りかかられたからと一緒に不良に反撃をすれば、不良はもっと多くの仲間をつれて攻撃をしてくるでしょう。そして暴力の連鎖が生まれ、不必要に周りを巻き込み関係のない人まで命を落とすことになります。 このたとえを用いるのであれば、正解はこうではないでしょうか。なぜ彼らが不良にならなければならなかったのか、そしてなぜ友達の麻生君に殴りかかるようなまねをしたのか、その背景を知りたいと検証し、暴力の連鎖を防ぐために不良が生まれる社会の構造を変えること。それがこの国が果たすべき役割です。 この法案を支持する人たち、あなたたちの言う通りテロの脅威が高まっているのは本当です。 テロリストたちは子どもが教育を受ける権利も、女性が気高く生きる自由も、そして命さえも奪い続けています。 しかし彼らは生まれつきテロリストだったわけではありません。なぜ彼らがテロリストになってしまったのか。その原因と責任は国際社会にもあります。 9.11で3000人の命が奪われたからといってアメリカはそのあと、正義の名のもとに130万人もの人の命を奪いました。残酷なのはテロリストだけではありません。 訳のわからないたとえで国民を騙し、本質をごまかそうとしても私たちは騙されないし、自分の頭でちゃんと考えて行動します。 「日本も守ってもらってばっかりではいけないんだ」と、「戦う勇気を持たなければならないのだ」と安倍さんは言っていました。 だけど私は海外で人を殺すことを肯定する勇気なんてありません。 かけがえのない自衛隊員の命を、国防にすらならないことのために消費できるほど、私は心臓が強くありません。 私は戦争で奪った命をもとに戻すことができない。 空爆で破壊された街を建て直す力もない。 日本の企業がつくった武器で子どもたちが傷ついてもその子たちの未来に私は責任を負えない。 大切な家族を奪われた悲しみを私はこれっぽっちも癒せない。 自分が責任のとれないことを、あの首相のように「私が責任をもって」とか「絶対に」とか「必ずや」とか、威勢のいい言葉でごまかすことなんてできません。 安倍首相、二度と戦争をしないと誓ったこの国の憲法はあなたの独裁を認めはしない。 国民主権も基本的人権の尊重も平和主義も守れないようであれば、あなたはもはやこの国の総理大臣ではありません。 民主主義がここにこうやって生きている限り私たちはあなたを権力の座から引きずり下ろす権利があります。力があります。 あなたはこの夏で辞めることになるし、私たちは来年また戦後71年目を無事に迎えることになるでしょう。 安倍首相、今日、あなたは偉大なことを成し遂げたという誇らしい気持ちでいっぱいかもしれません。けれどそんな束の間の喜びは、この夜、国民の声によって吹き飛ばされることになります。 きのうテレビのニュースで東京の日比谷音楽堂が戦争法案に反対する人でいっぱいになったのを見ました。足腰が弱くなったおじいさんやおばあさんが暑い中わざわざ外に出て震える声でこぶしを突き上げて戦争反対を叫んでいる姿を見ました。この70年間日本が戦争をせずにすんだのはこういう大人たちがいたからです。ずっとこうやって闘ってきてくれた人たちがいたからです。 そして戦争の悲惨さを知っているあの人たちがずっとそうあり続けてきたのはまぎれもなく私の、私たちのためでした。 ここで終わらせるわけにはいかないんです。
私たちは戦後を続けていくんです。
武力では平和を保つ事ができなかったという歴史の反省の上にたち憲法9条という、新しくてもっとも賢明な安全保障のあり方を続けていくんです。 私はこの国が武力を持たずに平和を保つ新しい国家としてのモデルを国際社会に示し続けることを信じます。 いつわりの政治は長くは続きません。 そろそろここで終わりにしましょう。 新しい時代を始めましょう。 2015年7月15日、私は戦争法案の強行採決に反対します。 ありがとうございました。
※このスピーチの元原稿は小原美由紀さんのfacebookに載っています。
<M.I.>

安保法制がほんとうによくわかる動画 【7.19】

SEALDs作成のこの動画、すでにごらんになった方も多いと思うのですが、ほんとによくできています。
●【#本当に止める】6分でわかる安保法制
https://youtu.be/6LuZDH0GHOE

こちらもとてもおもしろく、わかりやすい。
オリジナルと比べると、できの差が際立ちます。
●「ヒゲの隊長に教えてあげてみた」
https://youtu.be/L9WjGyo9AU8

オリジナル
「教えて!ヒゲの隊長」
https://youtu.be/0YzSHNlSs9g

<M.I.>

NHKに15日の審議全部の放映をリクエスト【7・17】


衆議院では強行採決となりましたけど、
ま~だまだ、いよいよこれからですね。

よし、まずはこれだ!…というわけで、

NHKに、15日の平和安全特別委員会の審議、全部の録画放映をリクエストしました。
当日は首相も出席しており、 わたしは中継のNHK基準(!)を満たしているという理解だったのに まったく中継されなかった。
意図的なものを感じざるをえない。
自分の意見を持つための判断材料を こうした形で提供されない、というのはとても悔しい。
しかも、国民的理解を得ていく必要がある、とは与野党共に言っているのであって、 NHKがその役割を果たすことは当然だと考える。

「早々に、15日の委員会審議を全部を放映してください。」
「どの時間帯でも構いません。 ともかく放映されないかぎり、わたしは録画もできません。」
「とても強く希望します。」


というように伝えました。
こう書くとスラスラしゃべってるかのようだが、そんなことはなく 「え~」、とか「あの~」とか交じりの、 腹立たしいけど、この電話口の人に怒ってるわけじゃないんだわ。
自分の用向きを、そこをハッキリ伝えるのだ!
と、自分にいい聞かせつつ、なるべく気を落ち着けつつ(ドウドウ、わたし) 掛けました。

先方、静かな口調の女性だったのですが、 最後に、「ご意見は、しっかりと伝えさせていただきます!」
これは彼女「放映したい!」の意思を持ってるな…と感じさせられるような
確かに、事務的でない、彼女の感情が混じっている応答でした。

                         (H・Y/パート主婦)

「抗議の電話、ほとんどかかってこない」 麻生副総理     【7.17】

なんか、麻生さんがお電話待ってるみたいです(-"-)!
(これ、宣伝しちゃう)

「抗議の電話、ほとんどかかってこない」 麻生副総理 2015年7月16日17時19分 http://www.asahi.com/articles/ASH7J5GB3H7JUTFK00W.html ■麻生太郎副総理  いま安全保障関連法案が上がりつつある。誠に喜ばしいことだと思っています。ちょっと聞くけど、「とんでもねえじゃねえか」って言って事務所で抗議の電話をもらった人。どれくらい来た? そんなもんか、数十件ね。普通だいたいね、めちゃめちゃ来るはずなんだ、これ、新聞の言う通りだったら。だって80%反対してるんだもん。もっと来なくちゃおかしい。俺のところだってめちゃめちゃ来るはず。いつもだったら。今度も秘書を並べて待った。でも、ほとんどかかってこない。これは間違いなく、日本がより安全なものになるための抑止力を確保するために、自信を持ってみんなこれだけやったんで。ぜひ、きちっとした法案を作り上げて日本の安全が確保されるように、みなさん方の自信と誇りを持ってやっていただけることをお願いしたい。(派閥会合のあいさつで) ~~~~~~~~~~~~ 麻生太郎事務所 【議員会館】 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館301号室 電話:03-3581-5111(代表) 【筑豊事務所】 〒820-0040 福岡県飯塚市吉原町10-7 電話:0948-25-1121 <M.K.>

NHK首都圏ネットワーク、三夜連続で安保法制特集 【7.15】


夕方6時台の首都圏ネットワーク、14日から3日間、安保法制の特集が。

14日は、いま子育て中の女性と学生の間に安保法制に関する動きが広がっていることを紹介。10分弱の短いものでしたが、非常に自然な感じで、いい映像でした。

とりあげたのは、「女性自身」と、二人の母親と、一人の学生。
・「女性自身」。発行部数40万部の女性週刊誌。
  この春以降、安保法制関連の記事を載せている。
  きっかけは「わからない」「不安」という声が多かったこと。
  「知りたいというより、わからない。説明が、まず、足りない」
  お母さんには、危機感を持っている人が多い。
  反響が多く、その後も継続して安保法性関連の記事を載せている。
  震災、原発事故以後、命に関わる問題に敏感な女性が増えた。
  「女性は命や平和を守ろうということについて敏感」

・憲法カフェに参加した二人の若い母親
  もともとは政治に関心のあるほうではないが、子どもの将来に関わる
  問題ではないかと感じて参加。 
 「集団的自衛権って何なの?というところから始まって。社会でどう
  いう動きになって、何がどうなっているのかわからなくて」。
  講師の話を一生懸命聞いて、メモをとる。
  カフェのあとも、ふたりでネットなどで情報を調べ、話すようになっ
  た。公園の芝生で子どもと遊びながら、スマホをみたり、資料を見る
  二人の姿。
  二人は、知れば知るほど、言葉や説明が曖昧だと感じている。
  「改めてわかったのは、ひとつひとつの言葉の意味と言葉の解釈の幅
  がものすごく漠然としていること」

・神奈川県の大学に通う男子学生
  かつては政治への関心薄かったが、安保法制の話が自分たち抜きで進
  んでいくと感じ・・。大学図書室で新聞を手に取る姿。
  友達数名に声をかけ、なにができるか話し合い、同じ世代の人たちが
  どのように考えてるか知りたいと、街頭でシール投票をする。
  「反対とか賛成とか、デモをしたり、主張がいっぱいある中で、まだ
  そこまでたどりついていない人がいっぱいいると思う。そこのベース
  を作りたい」
  シール投票をすることで、学生たちは、この問題を自分のこととして
  捉え、向き合おうとしている同じような若者がいることを実感する。
  「自分が生きる社会なのだから、最終的に自分が行動しなかったら、
  自分に帰ってくると思う」

アナウンサー男性:国会では明日にも委員会採決という動きがある、と伝える。

アナウンサー女性:市民の間では、この法案を自分のこととして捉え、考えていこうという動きが広まっています。

あす15日のテーマは、違いを超えて話し合う人々、とのことです。 

<M.I.>

山口二郎さんの中央公聴会での公述 聞き取りました! 【7.13】

本日7月13日の中央公聴会での公述人、山口二郎さんの発言をできるだけ書いてみました。 一回聴いただけですので、ご参考までに。   
       書きおとしご容赦ください・ 文責小原美由紀>

安全保障法制を戦後70年の歩みの中でとらえた、すばらしい口述のさわりをどうぞ。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1127242113956750

また、こちらには山口さんの国会前集会での感動のスピーチ全文も。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250698
私たちには言葉があります。そして人間の生命と、人間の尊厳を、大事にしようという心があります。あんな頭からっぽの政治家なんかに、負けるはずはありません。」

「今年は、天皇機関説事件から80年、そして戦後70年、つまり権力が学問を弾圧してから、国が戦争に負けて滅びるまで、わずか10年しかかからなかった」 <M.I.>