「安保法案は何だかおかしい」「政府の説明が何だかおかしい」
そんな疑問から、わたしたちは動き出しました。
今まで、遠い世界の話だった国会。
別の世界の人だった国会議員。
デモって何だか怖いなあ、と思っていた。
震える手で議員事務所に電話してみた。
FAXを出してみた。
勇気を出してデモに行ってみた。
そして、自分はひとりじゃないことがわかった。
9月19日未明、法案が通ったことにされてしまったとき、
「とんでもない日本になってしまった!」と感じました。
でも、全国各地や海外の多くの人の行動が
野党議員を後押ししたのは確かだし、
良心的な与党議員の心も揺り動かしました。
とんでもない形で採決が「行われた」ことにされたのも、
与党がなりふりかまわず強行せざるを得ないところまで
追い詰められたからです。
いま、わたしたちにはパワーがあります。
今までと違う世界が、わたしたちの前にあります。
それは「主権在民」というキーワードと確かに繋がっています。
主体的な個人として行動することが、
戦後これほどまでに求められた時代はありませんでした。
政治は、わたしたちの日常に直結しています。
いま、わたしたちはとうとうそれに気づきました。
もう議員事務所に電話することも怖くない。
デモで声を上げるのも怖くない。
誰かから聞いた話を鵜呑みにしたり、
声の大きい人に漫然とついて行くのではなく、
自分で情報を集め、自分の頭で考える。
わたしたちは、ひとりじゃない。
ここから、次のステージへ。
この国に、民主主義を取り戻すために。