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安保法案をめぐる国会情勢は、会期末をにらんで最大のヤマ場を迎えようとしています。
与党は14日の週にも参議院で法案成立を計っているとか、それが無理なら60日ルールで衆議院に差し戻し、3分の2で強行採決する予定だとか報道されています。
しかし国民の声に押される形で、当初は予定されていなかった地方公聴会の開催を急遽決めるなど、緊迫した駆け引きが続いています。
この一週間が本当の勝負です。
各地でのデモや街宣、署名や請願書の提出、議員事務所へのFAXなど、多くの方が御自分に出来る方法で、それぞれ活発にアクションされていることと思います。
その中でも特にお勧めしたいのが「地元議員事務所への働きかけ」です。
参議院議員が優先ですが、衆議院議員でも構いません。
ポイントは3つ。
1)FAXを送る場合は、「個人名」で送りましょう。
1団体が同じ文書を100枚送るよりも、100人の個人から送られる文書の方が重みがあります。
文書は出来るだけ「手書き」にしましょう。手書きの文書は、リアルな「人」の存在を感じさせます。出来るだけ丁寧な文字と言葉で、議員の名前もしっかりと書きましょう。
可能であれば、議員の国会での発言や、ブログ・twitterなどでの発言をチェックして、それに関する意見などを具体的に盛り込むと、非常にインパクトがあります。
2)議員事務所に電話する場合、こちらの意見を一方的に述べないようにしましょう。「法案を廃案に!」という主張だけだと、耳を傾けてもらえない可能性が高いです。
効果的なトークの手法としては、「質問する」ことです。
まず、「XXX選挙区のXXXと申します。安保法案について、とても不安でたまりません。議員のお考えを伺いたくて電話しました」など、電話の用件を切り出します。
そして「議員はこの法案は、現時点ですでに修正の必要の無いものとお考えでしょうか?」「もし問題点があるとしたら、どんなところだと思われますか?「今国会でこれほど成立を急いでいる理由はどんなものですか?」など、相手に話をしてもらえるように促します。
そこから、意見の交換が出来る可能性があります。
3)何と言っても最大のインパクトがあるのが、議員事務所への訪問です。一人で訪問するのはちょっと・・ということなら、お友達を誘って行きましょう。
あらかじめ、訪問のアポイントを取っておくと、訪問した時にスムーズです。訪問の理由を聞かれた場合は、「署名を届けたい」「メッセージを届けたい」「お手紙を届けたい」などでも良いでしょう。複数の議員を訪問してアンケートを取る、という方法もあります。その場合は「アンケートにご協力いただきたいのですが」と伝えます。
訪問する際は、可能な限り写真などで記録を取り、その後、その様子をtwitterやブログ、Facebookなどにアップし、多くの人に伝えましょう。署名やメッセージなどを届ける場合は、地元の新聞社などに電話し、同行取材してもらえるようにお願いしましょう。この時期、安保法案関連の動きは記事にしやすいとのことです。
今国会の会期末は9月27日です。それまでは、どんなことが起こるか誰にもわかりません。最後の最後まで諦めず、希望をもって声を上げましょう。
万が一この法案が成立したとしても、それを無効化する手段を促していくこと、法制の問題点を指摘し続けること、そして次の選挙への準備など、やることは沢山あります。
もう後には戻らないと、わたしたちは決めました。
国会に声を届け続けること、それは民主主義の真にあるべき姿です。
この国の、この世界の未来のために、わたしたちに出来ることをやり続けましょう。