忍者ブログ
ひとりひとりが動くためのノウハウを集めたサイト 「りぼん・ぷろじぇくと2016」のブログです。

新・安保法制の実現「人数、能力、予算上無理」:「自衛隊を活かす会」で【6.21】

昨日、「自衛隊を活かす会」関西企画
<新・「安保」法制で日本は危なくなる?>にいってきました。

昨年6月に発足したこの会のシンポジウムには、毎回、テーマに関連する専門家、研究者とともに、元自衛官幹部の方が登壇され、現場を知る方々の非常に興味深いお話をうかがうことができます。

昨日参加された自衛隊元幹部は、渡邊隆さん(元陸将・第一次カンボジア派遣施設大隊長)。他に、会呼びかけ人の伊勢崎賢治さん、加藤朗さん、柳澤協二さん、そして大阪弁護士会の石田法子さんもお話されました。

どなたのお話もたいへんおもしろかったのですが、
まずは、質疑タイムで、加藤さん、柳澤さん、渡邊さんが共通して言われたことを。

今の安保法制で議論されていることは、今の防衛費ではできないし、今の自衛隊ではできない。
ではこれ以上お金を増やせるか、人員を増やせるか、情報収集などの能力を上げられるかというと、日本の財政状況、人口構成、経験値、教育のあり方等々から、到底無理である。

柳澤さん:これをやるには自衛隊が3つ必要になる。
渡邊さん:自衛隊の任務は増え続けている。現段階でほぼ限界。 
加藤さん:数的にも、能力的にも、予算的にも、無理。

 最後の締めくくりに柳澤さんが言われたこと。

安保法制に対し、わからなければ「わからない」とみんなが伝えること、それが民意の抑止力になるのではないか。

ただ、それだけで終わってはいけない。

日本はどうしていくのか、どうしたいのかを、一人ひとりが根本から考えていくことがいま、大切では。

りぼん・ぷろじぇくとの中でふだん話していることと重なるように感じました。

<M.I. 東海地方⇔首都圏>
PR