押しつけ憲法?【6.2】 国会 2015年06月02日 「今の憲法はアメリカに押し付けられたものだからだめだ」と言う人たちがいます。それに対して、「いや、そんなことはない。押しつけではない。」という反論があります。でも、そもそも、誰が誰に押しつけたのか、ちょっと考えてみました。 アメリカのGHQ民生局の憲法起草グループがアメリカでは不可能な理想的な憲法を考えたのは事実です。でも、起草グループが、日本の学者やジャーナリストからなる「憲法研究会」の憲法私案を英訳したものをたたき台として使ったこともわかっています。そして出来上がった新憲法を当時の日本政府は受け入れるよう迫られました。 とすると押し付けられたのは本当です。でも、それは政府だけです。国民は押し付けられたわけではなく、それを喜んで受け入れました。つまり、日本国憲法は、GHQ民生局と日本国民が当時の政府に押し付けたということができるのです。 <K.I./教師@東京都在住> PR