今国会の会期は6/24(水)となっていますが、
いまのスケジュール感でいけば、会期は延長されると思われます。
23日(火)の沖縄慰霊の日、安倍首相は式典に参加するので、
それにともない、安保法案をめぐって衆議院の情勢が緊迫するのは、
22日(月)か26日(金)になりそうという話が聞こえてきました。
佐藤勉自民国対委員長は、「審議時間は80時間で十分間に合う」としており、
このまま行けば「審議は十分行われた」として、
強行採決が行われる可能性が、極めて高いと思われます。
思い出すのは、2013年に成立した特定秘密保護法のことです。
この時も、多くの国民の不安の声を振り切る形で、
衆議院・参議院ともに強行採決が行われました。
成立後の世論調査で「修正・廃案を求める」と回答した人は
82%に上りましたが(2013/12/9 共同通信社)、
修正も廃案もされないまま、昨年12月に施行されています。
国民が、その内容に反対し、あるいは不安を感じている法案が、
国会を消化試合のような場にしたままで、強行採決されるというのは、
極めて異常なことだと思われます。
与党の国会議員は、一体どこを向いて立っているのでしょう。
特定秘密保護法の強行採決の記憶は、有権者の記憶からは消えません。
このまま安全保障法案が、再び国会で「強行採決」されることになれば、
今度こそ有権者は、黙っていないのではないでしょうか。
(R.Y / 会社員)